写真展へ寄せて
写真展へ寄せて
浜松は四季折々に鮮やかな彩を放つ自然環境豊かな風土が、人々の暮らしの中にあります。
殊に冬の季節、庭先に実る金柑、桜の前に咲き誇るパンジー、それらを照らす陽射しの明るさや空や海の青さはどれも、生まれ育った北海道釧路では感じることのなかった眩しい自然環境です。
そして毎日触り続けている様々な遠州織物、例えばあの「遠州綿紬」の縞柄からは遠州の四季を、職人さんがこだわって織り上げる無骨な(失礼~汗)テキスタイルからは空っ風吹く遠州の「砂浜」をいつだって私に連想させてくれているのです。
2016年、木下さんの写真から「遠州の彩」をそのまま切取って魅せてくれる魅力に閃いた私は、DM.Saeのイメージ写真の撮影をお願することとなりました。そしてその撮影場所も二人同時に揃って「中田島砂丘」を提案したということも、面白いエピソードだなぁ~と思い出しては笑っています。
この度の展示会では遠州織物の世界観を広げてくださる「中田島砂丘2017 遠州織物のある風景写真展」を是非にとオファーさせて頂き、快くお引き受け下り実現の運びとなりました。ご来場頂いた皆様に遠州の自然を感じながら、遠州織物に触れていただければ幸いです。
最後に、この度の展示会にあたって写真データを手間を惜しまずご用意くださり、そして展示しやすいように整えてくださったkoji kishita氏に心より御礼申し上げます。
DM.Sae 代表 水野さえ子
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